工業高校デザイン科で学んだ経験を活かし、少しでも工業デザインにまつわる仕事がしたいとカナエに入社したYさん。入社後は神戸工場の製造部に配属。現在は医薬品製造ラインの作業責任者として従事し、工場内での作業のほか、製造に関わる記録書や標準書の作成などを担当しています。
入社して13年。自分が製造した医薬品を街で見つけたときに実感する「たくさんの人に届けられた」という喜びは、昔も今も変わりません。過去の業務のなかで印象に残っているのは、新規製品ラインの立ち上げに携わったことです。FAT(工場受入試験)に参加したり、得意先や他部署と何度も打ち合わせを重ねたり。ひとつの製品をゼロからつくり上げて消費者に届けるまでの大変さを学び、大きな達成感を得ることができました。
幅広い年齢の方たちが属する製造部は、年齢や社歴にとらわれず、全員が協力して課題に取り組む意見の出しやすい環境です。新たな業務改善に挑戦する際にも後押しをしてもらえるので、常にチャレンジする気持ちを持ち続けられています。同僚たちと試行錯誤しながら取り組んだ改善活動の結果、社長賞をいただいたときはとてもうれしかったです。
私がカナエに就職したのは、パッケージや広告の開発・立案など、高校で学んだ工業デザインが活かせる現場に携わりたかったから。今もその想いはずっと持ち続けています。
現在、製造を担当している医薬品は、現代社会を生きる人たちにとって欠かせない存在。だからこそ、気軽に手に取りやすいパッケージの開発は、カナエの企業理念でもある「健康と豊かな生活に貢献する」という想いに共鳴すると考えています。カナエから得意先に新しいパッケージデザインや包装仕様を提供し、それが社会全体へ発信・浸透されることで、消費者にとって良い影響を与える。そんなサイクルを叶えるためには、安全で信頼できる製品を提供し続ける必要があります。もっと成長し、よりよい提案を生み出すためにも、常に最善を尽くす気持ちで業務に臨んでいます。
高校3年生のとき、就職活動の一環でカナエの神戸工場を見学させてもらったことがありました。当時は同じ高校からカナエに入社した先輩がおらず不安もあったのですが、案内してくれた担当社員の丁寧な対応や清潔感のある現場、挨拶の声が聞こえる明るい雰囲気に、とても好感を持ったことを覚えています。なにより、カナエで製造している多種多様なパッケージを初めて目にしたときのドキドキ感やワクワク感は特別なもの。どんな仕事に就くのかは人生の大きな選択になるからこそ、「好き」「楽しい」といった直感や感性を汲みとってあげることは、とても大切です。カナエでの13年間があっという間に過ぎたことが、そう思える理由のひとつになっています。
休日になると、ショッピングや映画鑑賞、友人とランチにおでかけしたり、カフェ巡りをしたりしています。予定が入っていない日も外に出て、ひとり時間を過ごすのが好きです。