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地球を包む ~環境マネジメント領域~ Main Initiatives

CSR指針

人や地球環境にやさしい企業活動を行い、「包」を提供する企業として、外部との協業により持続可能な社会に貢献できる製品、サービスを創造します。

主な取り組み

当社はISO14001認証企業です
(エンジニアリングセンター除く)

JQA-EM3062(エンジニアリングセンターを除く)

JQA-EM3062
(エンジニアリングセンターを除く)

当社企業理念に基づき「環境方針」を定め、環境マネジメントシステムを推進しています。

当社はエンジニアリングセンターを除く全ての事業所でISO14001の認証を取得しており、事業活動が環境に及ぼすリスクと機会を把握し、社会とともに持続可能な発展を目指した環境保全の取り組みを展開しています。

資源循環に向けた取り組み

持続可能な社会の実現に向けて包装における資源循環(サーキュラーエコノミー)への取組みが世界的に進んでいます。資源循環しやすくするためのモノマテリアル化については海外での取組みが先行しており、当社としてもグローバル基準で開発を進めています。
当社が開発を進めているサステナビリティ商材については、こちらからご覧いただけます。

廃棄PTPリサイクルの取組み

当社では、日本国内では医薬品包装として広く使用されているPTP(Press Through Package)包装のマテリアルリサイクル*実現に向けた取組みをスタートしました。

PTP包装は錠剤を収納するポケット部のプラスチックと蓋部のアルミ箔を熱でしっかりと圧着していることから、密閉性に優れる一方で、一度貼り合わせると分離が困難であり、多くの場合、廃棄PTPはRPF※化してサーマルリサイクル、もしくはそのまま焼却処分されています。このような背景の中、当社は廃棄PTPをプラスチック材とアルミ箔に分離可能な設備を導入した協力会社様と連携し、廃棄PTPをマテリアルリサイクルする資源循環の仕組みを構築し、事業化しました。

※RPF…Refuse Paper & Plastic Fuelの略称でマテリアルリサイクルが困難な古紙および廃プラスチック類を主原料とした高品位の固形燃料です。

  • 廃棄PTP包装廃棄PTP包装

    廃棄PTP包装

  • PTP剥離装置(協力会社設置)PTP剥離装置(協力会社設置)

    PTP剥離装置(協力会社設置)

  • 剥離したプラスチック剥離したプラスチック

    剥離したプラスチック

    剥離したアルミ箔剥離したアルミ箔

    剥離したアルミ箔

カナエオリジナルエコパッケージマークについて
カナエオリジナルエコパッケージマーク

カナエオリジナル
エコパッケージマーク

当社は、包装材料メーカーや原料メーカーなどと協業して、商材 本体容器のリユースを可能にする開発や、当社オリジナル商品で環境負荷を低減させる取組みを行っています。
当社開発品に限らず、当社からご紹介する商材の環境負荷低減性などを独自に評価し、当社基準に適合する製品については「カナエオリジナルエコパッケージマーク」をつけ、お客様へご紹介しています。

温室効果ガス削減の取り組み

温室効果ガス排出量削減は世界共通の課題となっており、当社も各事業所で取組みを進めています。
2022年度は、7月より栃木工場で一部電力をグリーン電力に切り替えました。愛媛第一工場では2021年度にCO2排出量ゼロプランの電力を導入していますが、グリーン電力の導入はこれが初めてになります。2023年度からは2027年度末までにSBT※1の認定取得を目指し、Scope3※2の算定を進めています。

  • ※1

    SBT(Science Based Targets):産業革命以来の気温上昇を「2℃未満」に抑えることを目指して、各企業が設定した温室効果ガスの排出削減目標とその達成に向けた国際的な取り組みです。

  • ※2

    Scope3:自社の事業に関わるサプライチェーンにおいて、間接的に排出している温室効果ガスの排出量

全事業所CO2排出量(Scope1、Scope2)
2020年度 2021年度 2022年度
※1)Scope1 769t 803t 1,087t
※2)Scope2 2,975t 3,060t 4,146t
合計 3,744t 3,863t 5,233t
2020年度
※1)Scope1 769t
※2)Scope2 2,975t
合計 3,744t
2021年度
※1)Scope1 803t
※2)Scope2 3,060t
合計 3,863t
2022年度
※1)Scope1 1,087t
※2)Scope2 4,146t
合計 5,233t
2021年度よりScope1、Scope2に分けて算出しています。
  • ※1)Scope1

    自社が所有する設備や支配する事業活動からの直接なCO2排出を指します。
    例えば、自社工場設備で重油を燃焼させることや、車両を走らせることによる温室効果ガス排出が該当します。

  • ※2)Scope2

    自社が所有する設備や中心となっている事業活動において、エネルギー使用にともなう間接的な温室効果ガス排出を指します。
    例えば、工場・事務所での電力エネルギーの使用や、熱や冷却、蒸気など外部から供給を受けるエネルギーが該当します。

廃棄物削減への取組み

2022年度の当社のリサイクル率は98.1%でした。しかしながら、現在のリサイクル方法の中心は焼却物の熱を再利用するサーマルリサイクルを採用しているため、マテリアルリサイクルへの転換が課題となっています。今後は2025年度までに、マテリアルリサイクル率5%を目指した取組みを推進します。

2022年度 産業廃棄物排出量
神戸工場 栃木工場 愛媛
第一工場
西神ロジスティックスセンター 協力会社 合計
総排出量 119.0 104.4 11.2 11.1 2.5 248.2
非有害廃棄物 118.0 104.4 10 11.1 2.5 246.0
有害廃棄物 1.0 0 1.2 - 0 2.2
リサイクル量 117.4 101.5 11.1 11.1 2.5 243.6
リサイクル率 98.7% 97.2% 99.1% 100% 100% 98.1%
神戸工場
総排出量 119.0
非有害廃棄物 118.0
有害廃棄物 1.0
リサイクル量 117.4
リサイクル率 98.7%
栃木工場
総排出量 104.4
非有害廃棄物 104.4
有害廃棄物 0
リサイクル量 101.5
リサイクル率 97.2%
愛媛第一工場
総排出量 11.2
非有害廃棄物 10
有害廃棄物 1.2
リサイクル量 11.1
リサイクル率 99.1%
西神ロジスティックスセンター
総排出量 11.1
非有害廃棄物 11.1
有害廃棄物 -
リサイクル量 11.1
リサイクル率 100%
協力会社
総排出量 2.5
非有害廃棄物 2.5
有害廃棄物 0
リサイクル量 2.5
リサイクル率 100%
合計
総排出量 248.2
非有害廃棄物 246.0
有害廃棄物 2.2
リサイクル量 243.6
リサイクル率 98.1%
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