包装設計・試作
包装に関する課題やご要望に合わせ、包装材料や形態の検討を行い、製品をイメージ化していきます。形状、容積、寸法などを計算し、内容物に最適な形状を設計します。最新の切削機が併設されており、短期間で市場品に近い完成度のサンプルを作製することができます。

3DCAD

真空成形機
そのお悩みに、
驚き・感動・喜び
のある答えを。
3つのサービス、
6つのメニューから。
カナエ・グッドアンサー・ラボのサービス
当社では、2008年5月2日「包装技術開発研究所」を開所し、2017年10月21日に「包装技術開発センター」に改組しました。包装技術開発センターでは、医薬品・メディカル・化粧品・生活用品・食品分野におけるお客様、お取引様と共同開発を推進し、新しいパッケージを創出しております。
2020年12月、包装技術開発センターでは包装のお悩み解決窓口「KANAE GOOD ANSWER LAB(カナエ・グッドアンサー・ラボ)」をコンセプトとして掲げました。「あなたのもうひとつのラボ」としてご活用いただけるよう、3つのサービス「共創サービス」「分析・評価サービス」「工業化サービス」で包装課題の解決に努めてまいります。
パッケージの企画・設計から試作・評価まで技術的なディスカッションや、センター員と共に保有設備を活用しスピーディーに課題解決を行う体制を構築しておりますので、包装技術開発センターへご来訪・ご活用いただきますよう、よろしくお願いいたします。
包装技術開発センター長 梅田 宏行
包装技術開発センターとは「包装」に関わる様々なテーマに取り組むカナエの研究開発部門です。
製品化を行う際の包装の安定性試験や包装設計だけではなく、オリジナル包装の開発や機械化、工業化の技術検討、海外技術の導入など包装に関わる様々な研究に取り組んでおります。
また、経験・知識・ノウハウを活用して、自社で教材を作り包装知識向上のための人財育成を行う部門もございます。
包装に関するさまざまなご質問、ご依頼事項がございましたら担当営業もしくは包装技術開発センターまでお問い合せ下さい。
お悩みをお聞かせください。
カナエが解決いたします
特殊な包装材料を実用化に向けて評価したい。
企画から工業化まで。
ワンストップ
サポート。
競合品や海外サンプルの包装材料構成を調べたい。
迅速、かつ綿密。
高精度な分析、評価。
内容物の特性に応じた包装材料を選定したい。
内容物にベストな包材を。
包装材料選定。
シール不良や液漏れなどの包装異常の原因を特定したい。
原因を徹底検証。
包装課題の解決。
project
01
いかに、ユーザビリティとサスティナビリティを両立させるか。カナエでは素材や形状など様々な観点から、世界共通の目標であるSDGsに掲げられた環境目標の達成に向けた取り組みを行っています。
project
02
カナエは早くから包装×ICTの組み合わせに着目。専用タッチペンで目に見えない特殊印刷を読み取り、偽造防止を実現する「スクリーンコード」はその代表例。カナエは常に最新の技術を取り入れ、パッケージの可能性を広げています。
project
03
利用者の視点を中心に製品の設計・開発を行うために、HCD(人間中心設計: Human Centered Design)を導入。パッケージの使いやすさ、開封しやすさ、携帯性、識別しやすさ、意匠性をユーザー目線で追求しています。
包装に関する課題やご要望に合わせ、包装材料や形態の検討を行い、製品をイメージ化していきます。形状、容積、寸法などを計算し、内容物に最適な形状を設計します。最新の切削機が併設されており、短期間で市場品に近い完成度のサンプルを作製することができます。
3DCAD
真空成形機
市場に出すために必要な試験(シール強度測定・輸送試験など)もお任せください。機械部門と連携し工業化から上市後までトータルサポートいたします。
オートグラフ
全自動ブリスター包装機
工場と隣接しているため、実機製造品の評価、機械の最終調整もスムーズに行うことができます。当社で生産する場合に限らず、資材・機械販売においても製品評価やサポートを行います。
製品企画設定・生産
商事販売
既製品のパッケージ変更・新製品のパッケージ考案など、まだこの世にない製品をイメージするお手伝いをさせていただきます。内容量や使用方法から内容物と一体となる形状を考案し、使いやすさ・訴求力を高めるパッケージをお届けいたします。必要な設備がそろっているため、ヒアリングから設計・試作型作製までがスムーズに行えます。
切削機
3DCAD
実際の製品とほぼ変わらない完成度のサンプルをご用意できます。企画段階で使用感や外観の確認に最適です。また、パッケージに合わせた化粧箱の設計もお任せください。取り出しやすさ、一次包装とのフィット感を考え設計し、実物サンプルにしてご紹介させていただきます。
真空成形機
用途に合わせた形状の化粧箱
形状や内容物に合わせたイメージデザインを弊社で作製し、インクジェットプリンターでサンプルに印刷できます。形状のみならずパッケージ印刷も再現することで、市場品のイメージを具現化できます。企画からサンプル完成までをワンストップで行えます。
インクジェットプリンター
オリジナルデザインの簡易印刷
実績のない包装材料であっても、シール性・成形性を包装技術開発センター内で実用化に向けて評価します。実機テストに合わせて、各シール温度や圧力・時間条件を確認し、成形条件(形状、成形プラグ材質など)を検討します。
全自動ブリスター包装機
シール温度曲線
包装技術開発センター内設置のMWブリスター包装機による試作も可能です。カナエ工場内と同設計の包装機が設置されており、立ち会いテストも容易です。試験製造時のデータ取得・検証にも同席いただけます。
機械テスト評価1
機械テスト評価2
目的に応じたモニター調査(識別性・開封性・使用性評価など)を行い、官能評価をデータ化して製品開発をサポートします。工業化においても、包装形状の考案から包装材料の選定・包装機械の開発までをグループ会社のカナエエンジニアリング株式会社と連携して行います。
工業化検討
モニター調査
フィルムの表面・断面を観察し、構成されている層数と各層の厚みを特定できます。包装材料の持つ特徴を観察し、特性や種類を導き出します。
マイクロスコープ
ラミネートフィルムの断面拡大写真
FT-IR(赤外分光光度計)を使用しサンプルの材質を特定いたします。膨大な分子構造スペクトラムデータとサンプルの波長を照合することにより、ラミネートされた樹脂素材も解析できます。
IR測定
IR測定チャート
透湿度測定、分光光度計による透過率測定など包装材料のバリア性を評価できます。使用目的に応じて、よりバリア性が高い包装材料への改善提案をすることも可能です。
透過率測定
透過率測定チャート
カナエは包装材料を取り扱う商社なので、様々なメーカーの製品に関する知見を有することを大きな強みとしています。数多くの包装材料から、お客様が必要とする機能に合わせて最適な選定をいたします。
包装材料の選定
包装材料の選定
吸湿性が高い、酸素を吸収するなど、高い機能性を持つ包装材料を各メーカーが取り揃えております。それら複数の包装材料を包装技術開発センターで一度に評価し、結果から内容物に最も適するものをご提案いたします。
機能性包装材料の提案
同じ構成の包装材料でもメーカーによって特性が異なります。実際に内容物を充填し経時安定性試験を行い、内容物と包装材料の相性を判断し最適な包装材料を選定します。
恒温恒湿槽
オートグラフ
ピンホールやクラック・異物等を拡大観察することにより、形状や大きさから発生原因を究明します。機械由来の原因のみでなく、包装材料由来の不良や不具合も解明できます。
マイクロスコープ
エージレスシールチェック液(着色浸透液)を使用した気密性確認試験により、シール不良箇所をピンポイントで特定できます。また、シール不良部分の形状や状態も詳細に分析し、原因を究明いたします。
シール不良箇所のエージレスチェック
シール不良箇所の断面写真
包装材料の知見のみでなく、機械部門との連携による機械由来の異常・内容物の特性による異常についても知見があります。フィルムのコシ強度、摩擦係数測定などを行うことで、フィルムの機械適性を調査します。
摩擦係数測定
コシ強度測定