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当社は2024年8月にカナエグループ(株式会社カナエ、株式会社カナエテクノス、株式会社カナエシーエスパック)として、SBT(Science Based Targets)イニシアチブ※1より認定を取得した2030年度までの温室効果ガス排出量削減目標(以下、SBT目標という)の達成に向けた取り組みの一環として、環境省が主催する「令和6年度バリューチェーン全体での脱炭素化推進モデル事業(以下、本事業という)」に参加しましたのでお知らせします。
SBT目標の基準となる2023年度の当社グループの温室効果ガス排出量は下表の通りです。
Scope | 排出量 |
---|---|
Scope1※2 | 2,364 tCo2 |
Scope2※3 | 6,166 tCo2 |
Scope3※4 | 224,434 tCo2 |
当社グループのScope3は、15あるカテゴリのうち、購入した製品・サービスであるカテゴリ1のScope3全体に占める割合が56%であることから、カテゴリ1の削減が不可欠です。
そのためには、カテゴリ1の算定方法を温室効果ガス排出量削減努力が反映できない二次データ※5を使用する形から、温室効果ガス排出量削減努力が反映できる一次データ※6を使用する形に変更する必要があります。
当社はサプライヤーから一次データを入手するためのノウハウを蓄積することを目的に本事業に参画することを決定しました。
本事業は当社のサプライヤー2社のご協力を得て、進めることができました。
カナエグループとして以下の内容に取り組み、Scope3の削減を進めてまいります。
2025年3月5日に行われた、脱炭素経営フォーラム(2024年度)にて、当社取り組み報告を行いました。以下のURLより、脱炭素経営フォーラムの動画を視聴いただけます。
※当社報告を含むセッション①は29分30秒ごろからになります。
URL:https://www.youtube.com/watch?v=XcXkL2dX_CU
環境省「令和6年度バリューチェーン全体での脱炭素化推進モデル事業」の詳細情報への参加企業・支援機関及び業界団体等の決定について
環境省脱炭素経営フォーラム2024年度について
※1:SBTイニシアチブ
パリ協定が定める目標に科学的に整合する温室効果ガスの排出削減目標の設定を企業に働きかける国際的な共同団体で、企業の環境活動の
情報開示プログラム運営団体であるCDP、世界資源研究所(WRI)、世界自然保護基金(WWF)、国連グローバル・コンパクト(UNGC)によって
2014年に設立されました。企業が設定するGHG排出量削減目標について、パリ協定が定める目標(世界の気温上昇を産業革命前より2℃を
十分下回る水準に抑える等)を達成するために最新の気候科学により必要と見なされる水準に沿っていると認めた場合、これを
科学的根拠に基づいた目標(science-based targets)として認定しています。
※2:Scope1 自社でのガソリン、ガスなどの燃焼等による直接排出量
※3:Scope2 自社が購入した電気などのエネルギー使用に伴う間接排出量
※4:Scope3 Scope1、2以外の間接排出量(自社事業の活動に関連する他社の排出量)
※5:データベースや産業平均値、業界標準値などを参照したデータのこと
※6:実測値や直接収集されたデータのこと
※7:当社で判断が難しい内容については、本事業の支援にあたるコンサルティング会社の協力を得て対応しています。
※本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。
その後、予告なしに変更されることがあります。