所定の温度・荷重下における溶融粘度指数。MI値とも呼ばれる。MI値が大きいほど流れやすい性質を示し、同時にMI値が大きくなるに従って分子量が小さくなる。
1つの量が空間に存在しているとき、微小部分に含まれる量の体積に対する比。通常は単位体積あたりの質量で表す。
つやけしの状態をいう。
ニカワ、ワックスなどを熱によって溶解し、液状にした物を冷却固化と同時に、性能を発揮させる接着剤。
熱間剥離性とも言う。ヒートシール直後に荷重がかかるとシール部が剥離する現象がある。剥離しないほどホットタック性が良いという。
小さくて簡単な化学的な単位の繰り返しによって組み立てられた大きな分子。
インフレーションチューブの直径とダイス口径の比。
加熱軟化したプラスチックパイプ(パリソンと呼ぶ)を割り金型ではさみ、中に空気を圧入して膨らませ、成形する方法。
フィルム同士の密着、及びロール状のフィルムがうまくはがれないとき、袋の内部が密着して開口性が悪いとき、袋を重ねたとき他の袋とくっついて容易に剥がれないときなどの状態をいう。
異種のプラスチックを2種以上溶融混和すること。
プラスチックに配合される添加剤が、熱・時間の経過とともに表面に浮き上がってくる現象。特にゴム中に配合されていた硫黄が析出して花のように見えること。
泣き出しともいい、プラスチック成型品中の着色剤や添加剤などが表面に吹き出る現象。
ラミネートする場合、接着剤をあらかじめ一方にコートして乾燥固化させ、別の工程で熱接着などで貼り合せる。そのコートのことをいう。
版の凸部にインキをのせて、さらに紙をのせてから圧力を加えてインキを紙に移す方法。フレキソ印刷はゴム凸版に属する。
押出し付法ともいい、成形面積に比べて深さの深いもの(絞り比が大きいもの)を圧空成形すると底部が薄くなる。これを防止するため、予め凸型で機械的に3分の2程フィルムを型に押込んでから圧縮空気を押入する方法。
フィルムの中に見られる魚の目状の孔をいう。これはフィルム製膜の際、原料樹脂に異物(ごみ、他の樹脂、分子量の違う樹脂)や押出し機内の炭化物などが混入すると起こる現象。
アルミ箔やプラスチックフィルムなどに見られる貫通した微細孔のこと。包装時に生じた場合にも使う用語。バリア性の低下につながる。
材料が引張外力に耐える限界の強さ。耐えうる最大荷重を材料の断面積で割った値(最大応力)。単位はN/c㎡で示される。
一定温度に加温した熱板を、重ね合わせたフィルムに圧着してフィルム自身やシーラント、または接着剤などを軟化溶融してシールする方法。
物質の質量と、同体積の4℃における水の質量との比をいう。