製品情報・ソリューションProducts / Solution

ニーズに応じた多彩なラミネートフィルムのご提供

フィルムを貼り合わせて複層化することで機能強化するラミネートフィルム(複合フィルム)

包装用フィルムにはさまざまな機能が求められます。
内容物の保護、取り扱いの利便性、情報の提供といった包装の三大機能はもちろんですが、生産性、加工性、コストなども大きく関わってきます。

これらをすべて満足させることは単一の素材だけでは難しいため、さまざまな種類の素材をうまく組み合わせて機能とコストのバランスを取った包装材料となるよう製品に合わせて設計・加工されたものがラミネートフィルムです。

またラミネートフィルムに二次的加工を施すことで易開封性や再封性機能などを付与することができ、生活者の利便性を追求することができます。昨今では環境負荷に対する注目度も高く、ラミネートフィルムは日々進化中です。

  • ラミネートフィルムは機能別に「ベース層」と「シーラント層」、および「中間層」に分けることができます。
  • ベース層は包装用フィルムの一番外側に位置し、いわゆる「骨格」にあたります。ベース層は機械的強度(引っ張り・曲げ・引き裂き・突き刺し等の強さ)やバリア性(水蒸気、酸素、光などを遮断)、耐熱性、印刷適性などが必要になります。
    ベース層に使われる素材は、ポリエステル(PET)、ポリプロピレン(OPP)、ポリアミド(PA)が多く、プラスチック以外では紙素材やセロハンも使われています。
  • シーラント層は、包装用フィルムの一番内側に位置し、包装袋の内面となります。シーラント層はその名のとおり熱シール性能が最も必要な機能ですが、それ以外にも直接包装製品の中身と「触れる」ことになりますので、フィルムから中身へ、また中身からフィルムへ影響がないことも求められます。
    シーラント層としてよく使われる素材としてはポリエチレン(PE)やポリプロピレン(CPP)があります。
  • 中間層は、ベース層とシーラント層の間に位置し、ベース層やシーラント層だけでは必要な性能が不足している時に、ラミネートフィルム全体の補完機能を目的に組み込まれます。
包材構成例
ベース層 ラミネートフィルムの外側。主な素材はポリエステル(PET)、ポリプロピレン(OPP)などで印刷加工も施されることが一般的。
中間層 ラミネートフィルム全体の補完機能的役割。アルミ箔、エチレン・ビニルアルコール共重合体(EVOH)フィルムなど。
シーラント層 ラミネートフィルムの内側。包装袋の内面にあたり直接内容物に触れる。主な素材としてはポリエチレン(PE)やポリプロピレン(CPP)など。

当社の役割

商品は「包装材料」「包装加工」「包装機械」の3つの要素がバランスよく調和してはじめて完成すると考えています。

  • 国内外の包装材料メーカーとのネットワークにより、商社ならではの多彩な包装材料を調達・供給することができます。
  • オリジナルの新規包装材料・形態の企画提案や包装材料メーカーとの共同開発を通じ、将来的なニーズや市場動向を視野に入れたオリジナルの包装材料・包装形態の開発とともに、お客様との共同開発を推進することができます。
  • 内容物に対する包装材料の安定性試験評価および包装材料の包装機械適性など、調査・分析から包装試作までフルサポートします。
  • 商社としては珍しく品質保証部門を有し、包装材料メーカーと情報共有し、相互協力のもと品質向上に努めています。

※当社Webサイト内「事業内容:品質保証体制」ページが開きます

これらの包装用フィルムの企画・設計は、「パッケージのお悩み、解決窓口」の包装技術開発センターにお任せください。

※当社Webサイト内「包装技術開発センター」ページが開きます

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ご提案事例 Examples Of Proposals

ご提案製品

内容物を保護するため、水蒸気や酸素・光などをほぼ完全に遮断し、使用時に開封しやすい包装材料。 内容物例:健康食品(顆粒・粉末)

課題と解決の方法

外部環境から内容物を保護するため中間層にバリア素材のアルミニウム箔を組み込み、また使用時に開封しやすいようにラミネートフィルムの表面にレーザー加工を施します。シーラント層の選択は内容物と相性が合っていることが必要です。

 

包材構成例

ベース層:PET 印刷やレーザー加工が施されたり、包装機械適性も考慮したラミネートフィルムの骨格。
接着層:PE ベース層と中間層を貼り合わせるための接着剤の役割。
中間層:アルミ箔 水蒸気や酸素・光などをほぼ完全に遮断するバリア性能を付与。
シーラント層:PE ラミネートフィルムの最内層。直接触れる内容物との相性や製袋時のシール適性を考慮した選択が必要。

導入のポイント

中間層は内容物の状況や製品の品質保証をすることなどを考えると、その用途に合わせてさまざまな素材や組み合わせ方が存在しており、また単層とは限らず二層以上になる場合もあります。
シーラント層は内容物の性状(顆粒・粉末などの固形物、液体・粘体物など)に合わせた選択が必要になります。

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